若手中堅社員にまつわる経営層の悩みとして、「自主性がない・・・指示待ちばかりで主体的に動かない？」「やる気がない・・・ちっともやる気が感じられない？」「能力がない・・・優秀な人材がそもそも少ない？」「その結果か？事業目標がなかなか達成できない」という4点を良くおききします。一方、若手中堅社員に話を伺うと「やりがいがない」「会社への貢献度がわからない」と言います。このように、経営層と若手中堅社員のGAPが著しく広がっていることに対する悩みをよくお聞きし、JEMCOとしてご提案できることは何か？と考えました。その結果、「テクニックではなく社員がどんな精神状態やモチベーションで仕事に取り組むか」と「いかに問題を現場の中で、また経営と現場で共有し組織を変えるか」にアプローチした新たな手法をそれぞれ開発し、いくつかの会社で導入いたしました。そこで、今回のセミナーでは、この２つのコンサルティング導入の実事例を九州・山口の企業さまにご紹介します。是非、ご参加頂けますようお願いいたします。

＜Session -1＞

何年も売れない営業マンが３か月でトップセールスマンになった事例とそのメソッド（株）ジェムコ日本経営　経営コンサルタント　永野 宏樹

「仕事をする能力を上げる」つまり、テクニック、ノウハウを身につければ本来、仕事の成果が上がるはずです。ところが、さまざまな経験や研修を重ねても一向に効果が上がらないというケースが多発しています。本来、人のパフォーマンスは「能力」ｘ「状態」の掛け算なのです。実は、「能力（やる気、自主性等々）がない」のではなく、出せる「状態になっていない」からパフォーマンス、成果が上がらないのです。本セッションでは、応用スポーツ心理学の権威・辻秀一氏に学び、共に研修を開発したコンサルタントがベテラン社員の再生、中堅社員のレベルアップなど人材の活性化で劇的な成果が上がった事例をご紹介します。

＜輸送機器販売会社での事例＞

輸送機器販売会社：かつては売れていた時期がある40代後半から50代前半のベテラン営業マンが、ここ数年目標が達成できない状況が続いていた。考えられる限りの研修等を社内でやり尽くしたが効果が現れない。そんな中、成績下位のメンバーに対し、永野式メソッドを指導。３か月の活動期間内に全員が目標数字をクリア、うち2 名は営業所でTOP の成績を達成した。「仕事を行う時の状態を整え」「自ら行動を決断する」永野式メソッド導入による成功事例を解説。

＜Session -2＞

事業目標達成における仕組み・組織風土づくり （株）ジェムコ日本経営　経営コンサルタント　松井 広充

本来、事業計画はＴＯＰビジョンを策定し全社の成長戦略を立案します。その戦略に沿って事業部戦略から部門戦略へ落とし込まれ、社員の個人目標管理と繋がります。「企業は人なり」の言葉通りに、人事は戦略に従います。しかし、この一連の仕組みがスムーズに展開されておらず、結果として目標未達や人の成長を阻害している会社を多く見受けられます。この仕組みを体系化・表出化する中で、問題点を洗い出すとともに、そのボトルネックになっている点を明確にして改善する必要があります。また、いかに問題を現場の中で、また経営と現場で共有するかが重要になります。本セッションでは、TOC（制約条件の理論）を応用、発展させた手法を具体的な事例を交えて解説します。