株式会社カンタム14

今後毎年３０%以上の成長が見込まれている太陽電池市場において、変換効率の高さとその実績で、結晶シリコン太陽電池の優位性はまだまだ継続するが、コストの５０%近くを占める結晶シリコンウエハーのコスト低減は喫緊の課題である。弊社では、従来のワイヤーソー方式とは異なる電気化学的なスライス手段を用いることにより、ウエハーの極薄化、低カーフロス化、高歩留まり化を実現した。

電気化学的方法にて、シリコンインゴット（３０ｍｍ角）より切り出したウエハーサンプルの展示並びに３００ミクロンピッチにて複数本切削したサンプルの展示。

（株）カンタム14
Quantum14KK
資本金／3,075万円, 創立／2002年12月, 社員数／6人, 想定市場規模／500億円

代表者
嶋田 壽一
大阪大学大学院卒、理学博士、元日立中研：半導体材料・素子の開発に従事

地球の四分の一を占めるシリコン材料の有効活用を目指した弊社ナノシリコン技術の応用である電気化学的スライス法を、太陽電池結晶シリコンのスライシングに用いることにより、代表的クリーンエネルギーである太陽電池発電の普及に向けて、長寿命で信頼度の高い結晶シリコン太陽電池のコスト低減の最大のネックであるシリコン結晶基板の低コスト化を実現し、加速的普及に貢献する。